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    ネットにつなぐだけで月に数万円請求されて親に怒られていた頃のこと
    息をするようにネットをする、それがあの頃の夢でした。

     われわれは「常時接続」のインパクトを忘れた。

     もはや空気のようにWi-Fiが飛んでいる。出先の店でノートPCを開き、無料のWi-Fiに接続してネットを見る。そんなことまで可能になった。
    そんな状況で常時接続といっても、常時呼吸とでもいうようなばかばかしさがあるだろう。

     しかし、たまに思い出すのだ。「ダイヤルアップ接続」のことを。ネットを使っているあいだ、家の電話が「話し中」になっていた頃のことを。
    実家で母親に、「ちょっと電話使うからネット切ってちょうだい」といわれていたときのことを! 

     ということで今回は、ダイヤルアップ接続でネットをしていた頃のお話。

    ■ネットのはじまりを告げる音

     1999年、我が家にネット環境がやってきた。しかし現在とはいろいろなことが違っていた。例えば、PCにはケーブルを差し込まなくてはいけない。
    無線なんて夢のまた夢だった。「モジュラージャック」と呼ばれる、妙にモジャモジャした語感のものを差し込んでいた。

     そしてネットに接続する際は覚悟を持たねばならなかった。なぜか? 接続時間に応じて料金が発生したからだ。これが何よりも大きかった。
    無線と同じく、定額制も夢のまた夢だったのだ。

     ネット接続時には奇妙な音がした。私は「ピ~ガガ~」と覚えていたが、人によっては「ピ~ヒョロ~」だったりもするようだ。
    どちらにしろマヌケなひびきだが、これがネットのはじまりを告げる音だった。

     何でも保存している物好きな人がいるもので、当時の音をYouTubeで聴くことができる。
    たんなるノイズにすぎないはずなのに、聴くと胸が高鳴ってしまう自分がいた。おお……インターネットがはじまる……! 
    ドラクエのファンファーレのような高揚感だ。ピ~ガガ~なのに。

    (続く)
    http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/04/news003.html
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